CLASSIC MEETS MODERN CULTURE
最新のトヨタ・プリウスPHV!
の向かいに置いてある…
初代プリウス。
誕生から20年・・・
今見るとホッとするのは私だけだろうか?
こちらはホンダの初代NSXと最新NSX。
この一風かわったモーターショーは「オートモビル・カウンシル」というイベントで、昨年から始まって今年で2度目となる。
「クラシック ミーツ モダン」
がメインテーマで、新型車とか未来のクルマだけではなくクラシックも含めた「自動車文化展示会」である。
昨年は行きそびれたので、今年は初日から千葉県は幕張メッセに行ってきた。
冒頭に紹介したトヨタはハイブリッドカー20周年のテーマで展示、
ホンダは新旧NSXを2台ずつ展示するだけ(笑)
全く興味のないミニバンなどの展示は一切なし!(爆)
ランチアか?アルファロメオか?という美しいボディのこのクルマは日産ブースにあった「シルビア」。
マツダはロータリーエンジン50周年をテーマに展示。
緑色のサバンナ・RX-7に感涙。
かつてはラリーで一世を風靡したアウディブースにはラリーカーと「アウディ・クアトロ」
ドア下のグラデーションになったフォーリングスが泣かせる…
日産とアウディブースにはコンセプトカーらしきものが置いてあったが、あまり誰も見ていなかった(笑)
このイベントの大きな特徴の一つとして、メーカーだけでなくちょっと古いクルマの専門店が出展していて、価格表示されている展示車両に関しては「買える」のである。
ホンダ1300クーペ(売り物)
通称ケンメリスカイラインとRX-7(売り物)
ヘンタイシトロエンコーナー(褒めてます)
ヘンタイシトロエンのインテリア、もはや芸術。
映画とクルマを絡めて紹介する「CINEMA MEETS CARS」のコーナー
ホントに商談している人もいらっしゃるようで…(「売約済」になったクルマも何台かあった)
クラシックレンジローバーやディフェンダーはかなり人気がある。
(この写真はたまたま人が居ないけど)
他にもミニカーや自動車関連雑貨を販売しているコーナーも大盛況、まさにクルマ好きのための自動車文化祭なわけだが、そんな中で特に印象に残った展示が…
ボルボのブースに展示してあった80〜90年代のモデル。
ボルボには「クラシック・ガレージ」というワークショップがあり、クラシックボルボの整備・修理・レストアを行っている。
メーカーとしてキチンと古いクルマの面倒を見ようという体制が整っているのだ。
マツダブースにあった「ユーノス・ロードスター」
後ろの壁にレストレーションガレージという表記があるが、これは13万km走った個体をマツダがレストアしたもの。
メーカーとして正式に初期型ロードスターのレストアサービスとパーツの復刻を発表したマツダ。(グレイト!)
まずはナルディのウッドハンドルとシフトノブ(←ここがボロくなる)、ナイロンの幌と、当時純正装着されていた野暮ったいパターンのタイヤ(笑)を復刻して販売するとのこと。
ホンダはバイクの一部車種で部品の復刻を始めると発表。
ようやく日本メーカーも自分達が過去に作ったものの価値に気づき始めた。
次は古いクルマの税金が高くなるという世界に恥ずべきクソ税制を廃止なければならない。
最近、クルマに関する話題はもっぱら
「●●年までにガソリン・ディーゼルエンジンの自動車の生産を終了」
とか
「●●年以降ガソリン・ディーゼルエンジンの販売を禁止」
といった話題ばかりだ。
そして昨今の自動運転ブーム(?)、ラインが複雑に入り組み過ぎてなんかよくわからんデザインになってしまった最近のクルマを見たあとにちょっと昔のクルマを見ると、シンプルでいて各メーカー独自の個性があり、しかも乗ったらちょっとばかし不便。
趣味はちょっとばかし不便な方が楽しい。
こういうところに惹かれる人が増えた結果、クラシックに注目が集まってきているのではないだろうか。
そしてようやく日本でもクラシックを楽しむことができる環境が整い始める準備が始まった(まだ整い始めてない・笑)
あとは古いクルマに高い税金を課するクソ税制をなんとか……おっと、しつこいですな。
さて、そろそろユーノス・ロードスターの中古車を検索しないといけないので、この辺で…
オートモビルカウンシル2017は8月6日まで幕張メッセにて開催中。