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ゴントラン・シェリエ ラストボンド FUKUOKA

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日本を代表するレジェンドに、これからの「地方」について問うLAST BOND。
今回は特別編として、世界を股にかけて活躍するゴントラン・シェリエ氏に、日本や福岡の印象と職人としての生き方について伺った。

常にあるのは「新旧の融合」。そこから新しいものが生まれる。

 2014年11月に九州初上陸をしたベーカリー『ゴントラン シェリエ』の代表にして、自身も現役のブーランジェ・パティシエとして活躍するゴントラン・シェリエ氏。有名なブーランジェ・パティシエの4代目として生まれ、周囲からも大きな期待を寄せられていたそうだが、彼はすんなりとその道を選んだのだろうか。

 ゴントラン・シェリエ 実は常にブーランジェ・パティシエ以外の可能性を考えて、実際にさまざまなビジネスにもチャレンジしました。例えば私は著書もいくつか出していますが、編集の仕事を手がけたこともあります。さまざまな仕事の中で自分の可能性を模索しましたが、結局、今の職に戻りました。ホテルでの修行を終え、見聞を広げるために世界を旅したこともあります。その旅で得たのは、さまざまアイデアです。フランス以外の土地に行くことで、全く違う食文化に触れることができます。そういった食文化とフランスのパン文化を融合させて新しいものを作るんです。フランスの食事にはパンは必ず登場しますが日本では違いますよね。そういう文化や食そのもの違いを融合させることがとても楽しいと感じています。また、各国を旅をすることで、その土地の環境に順応できるようになりました。ブーランジェ・パティシエは毎日新しいものを生み出さなくてはいけません。ですが土地が変われば道具も変わり、思ったようにできない場合もあります。そんな時も心を開いてそこにあるもので作業できるのも旅の成果だと考えます。

 紆余曲折し、さまざまな世界を見たゴントラン・シェリエ氏は2010年に自信の店をパリに開業させる。その時、数あるブーランジェリーとの違いをどのように表現しようと考えたのだろう。
ゴントラン・シェリエ 私が常に考えているのが「新旧の融合」。伝統的な形に新たな要素を入れることをいつもイメージしています。それは店作りはもちろん、パン作りに関しても同じ。そのコンセプトの元で常に発展しているのが『ゴントラン シェリエ』なんです。もちろん、日本での出店でもそのコンセプトは変わりません。私が日本で刺激を受けたのは青果店です。彼らはとにかく季節を大切にしていて、訪れるたびに商品が変わっていました。季節を大切するという日本の伝統に常に新しいものが登場するという青果店のスタイルは、私たちのコンセプトともリンクすると感じましたね。

 では、ゴントラン・シェリエ氏は日本のユーザーをどのように見ているのだろうか。また、福岡に出店した理由も伺った。
ゴントラン・シェリエ パンを作るにあたり、私は新しい食材や方法を取り込むことにとても興味があります。また、日本の皆さんの好奇心を考えながら作るのも楽しいんです。先ほど日本にはパン好きな方が多いと伺いましたが、そんな人に向けて私の新たなチャレンジが気に入っていただけるとうれしいですね。福岡に出した理由は場所の良さはもちろんですが、明太子を代表とした福岡ならではの食があることも重要なポイントです。また、そういった特産品が探しやすいというのも私の興味をくすぐりますね。これから私の好きな冬が到来します。冬はスパイスをたくさん使ったアイテムも多く登場し、商品開発にも熱が入ります。福岡の皆さんも、新しい香りを探しにこちらのお店にお越しください。

[ ゴントラン・シェリエ ]

1978年にパリの有名ブーランジェ・パティシエの4代目として生まれ、21歳より『アルページュ』や『ルカ・カールトン』など三ツ星レストランで修行。その後、ロシア、ルーマニア、モロッコ、香港、イタリアなどを旅し、フランスパンを伝える伝道師となる。 26歳で再びパリに戻り、数々のレシピ本を出版、テレビ番組に出演し、スターシェフの一人となる。 2010年、パリ18区モンマルトルに『ゴントラン・シェリエ・ブーランジェリー』を開店させ、「世界の流行の発信源」といわれるセレクトショップにパンを提供。またフランスの注目ブーランジェリーを巡る人気番組「LA MEILLEUR BOULANGERIE DE FRANCE」のナビゲーターを務める。 現在パリ、日本をはじめシンガポール、韓国などに店舗を構え、世界中にパンの魅力と可能性を発信している。

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