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美しすぎて眺め続けたくなるスイーツたち・・・桜坂「オー フィル ドゥ ジュール」 FOOD

Pâtisserie au fil du jour 

パティスリー オー フィルドゥ ジュール

2015年末開店と、オープンからまだ日が浅いながら、連日多くの客が訪れ、夕方近くなると売切れることもざら。今、福岡で最も注目を集めるパティスリーといっても過言ではないだろう。

オーナーシェフの吉開雄資氏は現在37歳。スイーツ業界ではまだまだ若い世代だが、同氏の経歴を聞くと人気の理由に納得。

「銀座レカン」、中目黒の「Q.E.D.Club」に勤め、当時の直属の上司だった板橋恒久氏に誘われ「アルチザン・パティシエ・イタバシ」のスーシェフとして活躍する。

この間、トータル8年。

一流店で腕を磨いたとはいえ、驚くほどのスピード感で名店の2番手まで上り詰めた。

28歳になった吉開氏が次のステップに選んだのはフランス。

板橋氏の紹介を受けて5つ星ホテル「ル ブリストル パリ」に勤務。

その後、星付きのレストランを経て、「ル ブリストル パリ」に再び戻り、フランスNo.1パティシエとも称されるローラン・ジャナン氏の右腕として約4年活躍した。

「実は、渡仏当初は言葉の壁もあり、ワーキングホリデーの期限が切れる1年で帰国することも考えていました。だけど、フランス人に認められたい、こんな日本人がいた、っていう印象を残して帰りたいと思うようになって。ケーキ作りはもちろん語学も猛勉強しましたね。結果7年、フランスで修業させてもらいました」と吉開氏は当時をふり返る。

そんな吉開氏が目指すケーキは、“一度食べたら、また味わいたくなる”という驚くほどシンプルなもの。

「フランスでの経験からおいしいものは世界共通だと感じました。自分がおいしいと自信を持ってご提供できるのは大前提。さらに、素材の質や産地にこだわるのも、職人だったら当たり前だと思う。そういったことを考えたときに行き着いたのは、食べた方の食欲をかきたてることができるケーキを作るというシンプルな思いでした」と吉開氏。

東京、フランスでの経験を糧に、故郷・福岡での独立。

福岡のスイーツ業界に新たな風が吹き始めたのはいうまでもない。

吉開氏、奥さんともに福岡出身で、故郷で開業。「桜坂を選んだのは『はなみずき通り』の雰囲気に惹かれたから」と吉開氏。屋号はローラン・ジャナン氏著書の書籍のタイトルからとったもので、意味は「パティスリーの流れゆく1日」。

ケーキはどれも見た目にも美しい。

吉開氏は「僕はスイーツ関連の本はほとんど読まないんです。ほかのシェフのケーキを目にするとどうしても頭の片隅にそのイメージが残ってしまう。逆に色使いやフォルムは美術館や写真展、建築物などからヒントを得ることの方が多い」と話す。

 

Pâtisserie au fil du jour

福岡市中央区桜坂1・14・9

☎092.231.8607

[ 営 ]10:00〜19:00

[ 休 ]水曜日(月1回連休あり)

BOND 編集部

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