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【海木】東京から火がついた、福岡の新名物・だしいなり FUKUOKA

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「手土産」というのは、 ただ持っていけば良いという気持ちで 選んではいけないものだと思う。 ここでは自信を持って 持っていける福岡の手土産を紹介。 相手への思いは手土産に現れる。

海木(かいぼく)

福岡の手みやげといえば、明太子や梅ヶ枝餅といったものが有名だが、近年全国的に注目されているものもある。その一つが『日本料理 海木(かいぼく)』の「だしいなり」。今では福岡でも手みやげの定番となった「だしいなり」だが、実は東京から火がついたという。そのきっかけは2011年に起こった東日本大震災。当時、多くの被災地の方やその近郊の方が福岡に移住したが、故郷の味を恋しく思う人も少なくなかった。そんな彼らを救ったのがだしいなりだった。その理由は関東エリアのいなり寿司文化にある。関東では寿司店の一品ではなく、いなり寿司の専門店が数多く存在する。中には創業100年を超える老舗もあるほどで、そこで育った人たちにはいなり寿司は故郷の味そのものなのだ。海木は福岡では数少ないいなり寿司が名物の店で、その噂を聞きつけた移住者がここに通うようになった。さらに噂は東京の百貨店まで届き、だしいなりだけの催事を行ったことがきっかけとなり一気に全国区となった。そんなだしいなりについて職人の岡林篤志さんは、「最初は食事のシメとしてお出ししていたんですが、入院されている方にどうしても(だしいなりを)持っていきたいとおっしゃるお客様のために作ったのが手みやげになったきっかけです」と話す。客の熱意に応えた結果、福岡の定番手みやげとなった海木のだしいなり。今では海外から買い求める人もいるのだとか。そんなだしいなりを買うなら事前注文がおすすめ。「うちのいなりはいたってシンプルな料理ですが、あげを仕込むだけでも5時間以上かかります。また、一般的ないなり寿司のように作り置きができないので、事前に個数や来店される時間をご指示いただけると助かります。将来的にはテイクアウトカウンターで気軽にお持ち帰りいただけるように、あげ作りや調理法を今も試行錯誤しています」と岡林さん。手間ひまかけただしいなりは、特別な人にこそ贈りたい一品だ。

だしいなりに使われている「南関あげ」は乾燥状態から戻すのが難しいあげで、開発当初は10枚中1枚しかきれいに戻らなかった。そこで海木の岡林篤志さんはあげ職人と共に開発を重ね、だしいなりに最適なあげを作り上げた。だしいなりの最大の特徴は、文字通りだしをたっぷり含んだあげ。口に入れた瞬間に広がる優しいだしの甘さと、酸味と塩気のバランスがちょうどいいシャリの絶妙な調和が幸せな時間を生み出してくれる。

日本料理 海木

福岡市中央区渡辺通1・9・3

☎092.738.6564

http://kaiboku.jp

[ 営 ]

だしいなり / 11:30~21:00(L.O.)

お料理 / 17:00~22:00

[ 休 ]

日・祝・催事出展期間

BOND 編集部

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