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馬場圭介 ラストボンド INTERVIEW

baba

常に“今”を追いかけ続けているスタイリスト・馬場圭介氏に、
流行という時間の波をどう見定めてきたのかを伺う。

したいことをするには、誰に出会うかが重要。
それは「運」次第かもしれない。

 今、自分が何に興味があるかと改めて聞かれると……ちょっと困りましたね。本当にいろいろなことに興味がありますから。ファッションや音楽はもちろん、政治や環境も含め生活に関わるもの全てに興味があります。中でも一番と言われると5月3日に行われるマニー・パッキャオの試合かな?(取材は5月1日) その試合を100%楽しむため、過去の試合を観直したり、パッキャオ選手の特徴を調べたりしています(笑)。自分は興味を持つとそのことについて徹底的に調べる性格のようです。最近、自転車が好きになってロードレースの観戦などもしますが、好きな選手のチームから彼が乗っているバイク、ライバルチームなどなど、けっこう調査していますね。昔から好奇心が強いほうですが、好奇心は興味を持つことで発揮できるもの。興味を持ったことを掘り下げ、探求したいという気持ちが好奇心だと思うんです。旅行でも調べて行くことの方が多い。イギリスへ渡る前も、事前に現地を観光したぐらいですから。

 「興味があることを仕事にしたい」という気持ちは皆さんあると思います。ただ、私は「興味を持つこと」と「仕事にすること」が直結するとは思っていません。私自身、仕事につながるから興味を持とうと思ったこともないんですよ。それを前提に「興味があることを仕事するには?」という問いにお答えすると、それは「運」しかないんじゃないでしょうか。この「運」は、どんな人に出会えるか……です。人と出会う「運」を上げる一番の方法はより多くの人に会うこと。私の若い頃はインターネットなんて普及してなかったので、情報収集のほとんどが人づてでした。でも今は外に出なくても、酒を飲まなくても情報は収集できます。現場にいなくてもFacebookやTwitterでそこにいった気になることもできるんですから。ただ、それでは出会いは生まれません。その場にいると友だちの友だち、その友だちの知り合いといった感じで自然と広がるんです。また「運」と併せて「向上心」も必要。自分が到達するのはどこなのか、それによって日々の精進も変わります。

 ちなみに、今、夢はありません(笑)。というよりここで話すような夢はありません。もちろん常にしたいことや知りたいことはたくさんありますよ。世の中、疑問だらけですから。好奇心もまだまだ尽きませんね。ただ、「夢は?」と聞かれるとお答えしかねますね。きっと期待しているものは返せませんから(笑)。

[ 馬場 圭介・ばば けいすけ ]

1958年、熊本生まれ。スタイリストの一人として日本のファッション界を支える第一任者。28歳の時にロンドンに渡り、スタイリストの大久保篤志氏に出会いその2年後に帰国。東京でスタイリストアシスタントして働き始め1年後に独立。2004年秋冬から「nano・universe(ナノ・ユニバース)」とブリティッシュロックとミリタリーを融合させたブランド・GB(ジービー)を立ち上げ、ディレクターとデザイナーを兼任。また2007年から2009年までユニクロ企画のコラボTシャツ企画に参加し、ニコラ・フォルミケッティや大久保篤志氏などと共にデザインを手掛けた。2011年秋冬より自身がディレクターを務めるブランド「ENGLATAILOR by GB(イングラテイラー バイ ジービー)」をスタート。また、現在はDJとしても活躍の場を広げている。

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